コンピュータ基礎I
担 当 教 官 若林 伸和
開講学期 ・単位等 3年前期 30時間 2単位 選択必修




 情報システム(コンピュータ,データ通信回線,端末機器およびシステムソフトウェアなどから構成されるシステム)の技術的な原理を理解する.






 システム工学的手法を考えたとき,システムの解析においても,また設計においても,コンピュータの利用が重要である.また,今日コンピュータ単体としての利用ばかりでなく,様々な技術が組み合わされて大規模な情報システムを構成しており,我々は日常生活の中でも意識の如何に関わらず情報システムを利用している.この授業では,コンピュータの利用という立場を念頭におきながら,コンピュータを中心として構成される情報システムについての基礎技術に関する事項のうち,とくにハードウェアとその原理の初歩について講義する.
 授業項目は以下のとおりである.

1: コンピュータシステム,コンピュータの歴史・コンピュータの構成
2: デジタルコンピュータと2進数
3: アナログ・デジタル変換,量子化・標本化
4: デジタル回路の基礎,ブール代数・論理関数・組み合わせ回路,演算回路
5: 情報表現と符号,整数・実数・文字の表現
6: コンピュータによる演算,四則演算の手続き,誤差



参考書:
 手塚慶一編著「[第3版]電子計算機基礎論」,昭晃堂.
 菊池豊彦著「情報システム概論−コンピュータアーキテクチャとオペレーティングシステム−」,コロナ社.



 演習のレポートおよび学期末試験の成績により総合的に評価する.



 

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